田舎者は東京を夢見る

 

東京が好き。

なんでだろう、その理由を自分に聞いてもわからない。いつの頃からかずっと東京に憧れていた。

 

少なくとも日本人の3割くらいがどこにあるのかわからない県に住んでいる田舎者にとって、東京はきらびやかな輝きを放つ竜宮城のように見える。

 

大分もいいところだとは思う。ご飯がおいしい。

周りが山で囲まれているから毎年台風の被害が小さい。ぐらい。

 

どこもそうだろうだけど、田舎(いなか)は保守的な人が多い。単純に革新的な人ほど都会に移住するから田舎には保守的な人しか残らないというだけの話。自分が子供のころは「田舎は都会より人が暖かい」みたいな風潮があったけど、大分の人が暖かいと思うことはあまりなかった。というかなかった。言い換えると大分も少しずつ都市化してしてきている証かもしれない。他の田舎もたぶんそうなんだろう。

 

そんな生まれ故郷大分にも地元が大好きな人もいるから、結局のところその土地が合う合わないはエビフライが好きかどうかの違いでしかないのかもしれない。それに遠くから見てみないと気づかないものもあると思う。大分を出て暮らしたのが今までで2ヶ月しかないから、時間と距離をおいて見たらもっと大分の良さが分かるかもしれない。まあ分からなくてもいいか。

 

本題に戻ろうか。東京に行きたい。

福岡じゃない、東京。

 

東京に行って何をしよう?

どんな人に会うだろう?

どこに住もう?

行ったらもっと東京を好きになるかな、嫌いになるかな?

 

どの場所にも長所と短所があるから、仮に東京に行ったとしても何かしらの不満を抱えると思う。まあ自分のことだろう、不満を抱えないはずがない(確信)。けど短所が見えるようになるということは同時にそれについてより深く知ることができたという裏返しとも言える。 人間関係と同じで、その人の長所だけじゃなく短所も見えるようになってからが本当のスタートライン。こういうのもう飽きた?

 

知り合いから連絡がきた。

「よかったら東京に来ないか?」と。

返事は受験の結果次第とも言えるけど、大分から早く出たいなという思いもある。

 

「人間五十年、下天のうちをくらぶれば、夢幻のごとくなり」なんて言うように、人の一生は言うほど長くないのかもしれない (人生百年時代の現代でさえ)。

 

ならどうする?どうしようか...

自分、わがままだよな。

でももう変えるのも疲れた。

 

田舎にも都会にもなれなかった町の片隅で、東京を夢見る人ひとり。

 

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