就職おめでとう!!...おめでとう??

 

3日前に大学の友人に連絡をとったら、東京の企業に内定をもらったことを知った。そしてぼくは彼に「おめでとう!」と返信した。

知り合いの同級生はほとんど最終学年になり、その半数以上が8月までに内定をもらっていた。そんな友人にぼくは口をそろえて「おめでとう」という言葉を贈った。

でもそんな言葉を伝えながら、心の中で常に引っかかるものがあった。

「就職...おめでとう?」

ブラック企業に残業、パワハラ、終身雇用制の崩壊、年功序列の形骸化、そして不景気。そんな中、就職という道は人を幸せにするんだろうか?

もちろん就職は経済的に自立して「一人前」になったという証になるし、楽しんで仕事をしている人たちも何人も見てきたから一概に「就職後の将来=悲観的」とは言えないし、それ以前にお金がないと人は生きていくのが難しいからしのごの言ってる場合じゃないかもしれない。

ただ、今の世の中で就職という道はその人を本当に幸せにしてくれるんだろうか?人生というレールの分岐点である「就職」の向かう先は明るいのだろうか?

今から15年前に、ニュースで取材を受けたニートの男性の「働いたら負け」発言が当時物議をかもした。賛否両論あったけど(圧倒的に否が多数だった)、これは現代社会の人々の気持ちの核心をついている発言だとも思う。

それは「働いたら(安月給で雇われてその上株主や税金で搾取されるから)負け」という意味を言外に含んでいると思う。

今の日本の会社の現状をある程度見聞きしてきたつもりだけど、実際に働いてみないとわからない部分もあるし、なによりイメージだけで物事は語れないと思う(そして語るべきではない)。

ただ日本をとりまくサラリーマンの将来を楽観的にとらえるのは難しいのと同時に、「就職=幸不幸(こうふこう)」と白黒ハッキリ決めつけることができないのも事実だと思う。

就職が「おめでとう!!」なのか「おめでとう?」なのか。それは、内定通知を手に入れた人のこれから先次第なのかもしれない。


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