いとこのけいちゃん 〜前編〜

 

今年の5月、いとこのけいちゃんが結婚した。26歳だった。

いとこの実家の福岡で結婚式があったけど、家族で自分だけが行かなかった。

ちょうどオーストラリアから帰国する時期だったけど、けいちゃんの結婚式に参加しないためにわざとフライトを遅らせた。

 

それはけいちゃんが嫌いだったからじゃない。その反対。

だからこそある意味嫌いになったのかもしれない。

好きと嫌いに大した差なんてないのかも。

 

けいちゃんは自分より4歳年上のお姉さんで、小さい頃からずっと大人に見えた。

ぼくら兄弟を含めたいとこ兄弟の中でも一番上で、頼れるお姉さんだった。

 

自分が4歳の頃にけいちゃんは8歳、10歳の頃にはけいちゃんは14歳。

18歳の頃には22歳で、22歳の頃には26歳。

けいちゃんには一生追いつけない。これからも。

 

けいちゃんは芸能人で例えると本田翼みたいな人だった。

というか本田翼本人なんじゃないかと思う。それは違うか。

 

10歳の頃にいとこ家族が実家に遊びに来た。実家には普通のユニットバス10個分、深さ1.2メートルほどの大きな風呂があってそこでいとこ兄弟とぼくら兄弟でゴーグルをつけてスッポンポンで一緒に泳いだりした。14歳のけいちゃんも一緒に泳いでた。

 

けいちゃんはすでに思春期に入っていて胸が微妙にふくらんでた。ゴーグル越しにぼくはけいちゃんの胸をチラチラと見ていた。風呂場のおっぱい大好き少年ここに一人。

 

そしてその次の歳にけいちゃんのお父さんが亡くなり、けいちゃん一家は千葉から福岡に引っ越してきたもののそれからは少し疎遠になった。

 

そして8年後の夏にけいちゃんが実家にやってきた。

ぼくは18歳、けいちゃんは22歳。

ぼくの大好きなお姉ちゃんとの最初で最後の夏が始まった。

 

つづく.....

 

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