すうしぃの日常

大分生まれ大分育ちで大分在住、21歳の若造。別府市のAPUに通いながら、人生の大海原を絶賛迷走中。

なっちゃんとぼく 8ページ


中学3年生になってからは、
(1年から2年に上がった時と同じように)
1日の深みも増していった。

「最高学年」。
そんな言葉にどこか酔いながら毎日を過ごした。

1学期はいろんなことがあった。

5月から体育大会が開かれ紅白に分かれて競いあった。ムカデ競争の練習でクラスの女子の胸が背中に大胆にぶつかったりもした。脳天直撃だった。
その子は小学生の頃からぼくのことを好いていたように見えた。

シャトルランでスコアが100を超えていたこともあって800メートル走に出た。
以前太っていたせいもあって、クラスの人からは「え?すーさんが?」って感じになった。

本番では2位だった。
人生で1番きつい800メートルだった。
走り終わると無酸素状態で頭がクラクラした。

最終的にぼくらは1点差で勝った。
(何度計算しても1点差だったらしい)

嬉しくてみんなで抱き合った。
(もちろん男同士で)
青春ていう言葉は大嫌いだけど、
こういう瞬間を「青春」って言うんだろうなと思った。

(アオハルかよ。)

生徒会活動で人生でトップ3に入るくらいの大失敗をしたりもした。

その後生徒会の女の子から告白された。
そしてなぜかうやむやにされた。

生徒会のメンバーで写真撮影をした時、
昨日風呂に入ってないことをなっちゃんに言ったらすごく気味悪がられた。
その日1日なっちゃんはぼくに近寄らなかった。

6月になるとプール開きになった。
ダイエットをしてから二度と太らないようにと筋トレを始めて、ジュニアプロテインも飲むようにしていた。

水泳の後、なっちゃん
「すーさんって思ったよりマッチョやったんやな…」て言われた。
照れるのをごまかすのに必死だった。

3年になってから身長が大きく伸び始めた。気づけばなっちゃんと同じくらいの身長になった。

なっちゃんと同じ目線。
今までお姉さんのように感じていたなっちゃんが、より同い年の女子に見えるようになった。


加速する成長の中で、
ぼくらはうしろなんて振り向きもしなかった。


つづく.....



P.S.
今日はなっちゃんと塾に通う夢を見ました。
なっちゃんは笑ってぼくに「ありがとう」
と言ってくれました。
ぼくは返す言葉が見つかりませんでした。

 

 

「打ち上げ花火,下からみるか?横からみるか?」サウンドトラック

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