すうしぃの日常

大分生まれ大分育ちで大分在住、21歳の若造。別府市のAPUに通いながら、人生の大海原を絶賛迷走中。

なっちゃんとぼく 3ページ


古びた中学校でなっちゃんとの
真新しい学生生活がはじまった。

入学して2ヶ月目の5月に
田舎である大分のさらに田舎の海沿いにある
「少年自然の家」で2泊3日の合宿が行われた。

合宿の目的は、生徒同士の親睦(しんぼく)を深めて
集団生活に素早く順応させるというものだった。

プログラムの内容は校歌の練習、集団行動のほかに
カヌー体験や飯ごう炊飯、テントでの野宿などだった。

初日は宿舎で、2日目はテントで寝た。

2日目の夜の8時過ぎくらいのことだった。
少年自然の家の施設で夕食を食べたあと、
学年全体で外に出てクラスで内で班ごとに分かれて
テントを張り始めた。

友達と和気あいあいと
話しながらテントにポールを指している時、
突然同じクラスの女子から声をかけられた。


女子「なあ、なっちゃん見てない...?!」

ぼく「見てないよ」

女子「なっちゃんがおらんのよ..」

ぼく「え.....?! いつごろから?」

女子「ご飯食べてからずっと....」

ぼく「外のトイレとか見た?」

女子「うん。おらんやった....」


なっちゃん...どこだ....?


電灯の光で照らされたキャンプ場のまわりには、
ただただ真っ暗な森が広がっていた.....


つづく....

 

 

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