すうしぃの日常

大分生まれ大分育ちで大分在住、21歳の若造。別府市のAPUに通いながら、人生の大海原を絶賛迷走中。

なっちゃんとぼく 2ページ

 

クラスが間違っていないか何度も確認して
ゆっくりと教室に入った。その時、

「あ ! す〜さん !!」

いつもの聞きなれた声が耳に触れる。
なっちゃんの声だった。

制服姿のなっちゃん
いつもより一層大人びて見えた。
自分より背が高いのもあって同い年というより少し年上のお姉さんのようだった。

「よかった〜、す〜さんと一緒で!
仲いい人あんまおらんで
うちめっちゃ不安やったんよ〜」

そしてなっちゃんとまた隣の席になった。
筆箱についていた金属のボタンが反射してなっちゃんの姿が映る。
入ってきた教師の話も聞かずに、ボタン越しになっちゃんばかり見ていた。
ほんの少しだけ胸がふくらんでいるように見えた。

古びた中学校でなっちゃんとの
真新しい学生生活が始まった。

つづく…

 

f:id:soosy:20180831234418j:plain